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ご挨拶


この度、約10年にわたりミュージカルを作り続けてきた北村太一と山下永眞が新たな切り口で活動するための母体「ビエンナーレ」を始動させました。

日本におけるミュージカル創作は、劇作家が本を書き、作曲家がシーンにあった曲を書いて終わり、といった簡略化されたプロセスで行われることが非常に多く、音楽劇の完成度を抜け出る作品が多くありません。

私たちは、ミュージカルの可能性をもっと広げるためには、作家が、そして俳優が、海外の優れたミュージカル作品の秀逸な作りを学ぶ姿勢を持つことが重要と考えます。

そして、演劇(台本)を膨らませるために曲を入れていくという「音楽劇的な作り方」ではなく、より音楽の力が作品全体のポテンシャルとなるようなミュージカル創作をするために、私たちは活動していきます。

 

早速、各所で情報が公開されつつありますが、創作の第一弾にとりかかっております。

女相撲を題材にした和製ミュージカルと銘打たれておりますが、海外のミュージカルプロダクションのリブレットを参考に(台本の基本的な概念)を取り入れて構成したり、実際に上演されている作品のスコアを解析して楽曲の役割を明確にするところからナンバー作りを始めたりと、かなり緻密な作業からの製作が始まっています。

劇作家が文字を書く、作曲家が楽譜を書く以前の準備から大変な時間を要している分、作品にはすさまじいパワーが充塡されていることでしょう。

これに一流のキャストスタッフが集まり、興行としても高みに跳ね上がっていくことを期待して、日々できることをミュージカルのために。

皆様の応援とご鞭撻、何卒よろしくお願いいたします。


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